2010-11-15から1日間の記事一覧

コントラクト・スリップとは

為替予約の内容を確認するために銀行と顧客が取り交わす証書のことで、予約スリップともいう。為替予約は緊急を要し、電話で行なわれることが多いので、銀行と顧客の間ですみやかに内容を文書で確認しなければならない。そのためエビデンスがコントラクト・…

コンテナ・ヤードとは

コンテナ・ターミナルの一部で、コンテナの集積や保管、実入りコンテナの受渡しを行う場所のこと。コンテナに満載された大口貨物(FCL=Full Container Load)は直接コンテナ・ヤードに搬入され、また小口貨物はCFSオペレーターによって混載の後コンテナ・ヤ…

コンテナ・フレート・ステーションとは

コンテナ・ターミナルの一部、またはそれに隣接する場所のことで、コンテナの貨物の積み込みや陸揚げされたコンテナ貨物の取り出しを行う場合に使われる。通常はコンテナ専用埠頭にあるコンテナ・ターミナル内にある。輸出の場合はこの場所でCFSオペレーター…

コンテナ・ビーエルとは

コンテナ船荷証券のこと。在来船に船積みされる場合と違い、コンテナ専用船に船積みされるコンテナ貨物に対して発行される船荷証券。コンテナ・ビーエルの発行は、同貨物が実際に船積みされる前に、コンテナ・ヤードなどに搬入された時点でドック・レシート…

コレポンとは

国際間貿易取引が行なわれる場合に使われる取引通信文(Business Correspondence)。すなわち商業英語のことだが、コレポンと呼ばれている。コレポンは英文で書かれる商業文で貿易通信に使われることが多い。英語を日常語とする人々は口語調の文章が使われる…

コルレス契約とは

海外の為替銀行との間で、互いに為替業務を代行することを約した為替取引契約のこと。主な業務に送金の支払委託、信用状の通知・確認、手形の取立委託、債権・債務の決済の取り決めなどがある。コルレス契約を締結した銀行をコルレス銀行と呼ぶが、そのうち…

コメコンとは

第二次世界大戦後の冷戦下で、1947年に開始されたアメリカのマーシャル・プランと、その受入期間として1948年に設立されたOEECなど西側諸国の経済協力体制に対抗して、1949年の1月に結成されたソ連・東欧諸国の自給体制を確立を目的とした経済協力機構のこと…

小包郵便物受取証とは

外国との貿易取引をす際に必要になる船積書類に含まれるもののひとつであり、日常品などを小包郵便として海外に送付するときに送り手が郵便物から受け取る受領書のことである。小包重量が10kgまでのものは、最寄りの最寄りの郵便局、20kgまでのものは中央郵…

故障手形とは

輸出為替手形などで引き受けや支払いの拒絶、もしくは支払い遅延など故障の生じた手形のこと。手形の引き受けないし支払いの拒絶は、書類の不備など信用状条件の不一致が理由とされるのが一般的である。しかし実際は市場の悪化や輸入者の信用状態の悪化など…

ココムとは

第二次世界大戦後の東西冷戦下、1949年にアメリカの提唱で創設された期間。Coordinating Committee for Export Control to Communist Area(対共産圏輸出統制委員会)の略で、本部はパリ。アイスランドを除くNATO(北大西洋条約機構)加盟15ヶ国と、日本、オ…

互恵関税とは

独立した2国間の貿易について、片方の国が特別に享受する種々の利便と同程度の利益を相手国にも与える制度を互恵貿易(Reciprocal Trade)と呼び、通常は関税率の相互引き下げが行なわれる。このような2国が協定の上で相互に他の第三国よりも税率を優遇しあ…

国際商事仲介協会とは

貿易紛争の処理や解決を実施する1950年に創設された機関のこと。各種貿易取引で生じた様々なクレームや紛争の仲裁業務が主な役割である。貿易取引でクレームや損害賠償請求が提起されたとき、訴訟や調停による処理はまれである。費用や時間の点から効率的で…

国際収支とは

全ての対外取引(輸出入、貿易外、資本など)を一定期間の項目別に整理してまとめてもの。主な項目に、貿易収支、貿易外収支、移転収支を合計した経常収支、経常収支に長期資本収支を加えた基礎収支、基礎収支に短期資本収支を加えて誤差脱漏を調整した総合…

小切手送金とは

海外向け送金の種類のひとつ。為替銀行は送金依頼主の以来にもとづいて、海外支店やコルレス銀行を支払人とする送金小切手を発行して行う送金方法のこと。送金依頼主は仕向銀行から交付された送金小切手をみずから送金受取人に送付し、送金受取人は小切手を…

合弁とは

狭義では国内資本と外国資本が結びついて共同出資をして経営する会社のこと。広義では国際的共同出資会社を指し、日本企業の海外進出では欧米諸国と比較してこの形態が多い。企業が海外に進出する場合、ライセンス契約や合弁、100%出資子会社などによる。ラ…

購買力平価とは

。《多種類の商品を含むバスケットを、米国の1ドル相当が日本円などいくらで買えるか》のように2国間で通貨の購買力を均衡させる為替レートが購買力平価である。また、基準時以降の為替相場の変化は対応通貨の購買力の変化、つまりインフレ率に比例して決ま…

甲仲とは

第二次世界大戦前の海運組合法の甲種海運仲介業の略。海運仲介業は甲種と乙種があり、甲仲は荷主と不定期船の船主との間に立ち、その仲介手数料を報酬として受け取る業者である。1939年の海運組合法は1947年に廃止されたが、甲仲、乙仲という名称は現在でも…

工場渡しとは

トレード・タームズ(定形貿易条件)のひとつ。出荷地で物品が保管されている場所から、そのまま引渡しが行なわれる状態の取引条件であり、Loco(現物渡し)とも呼ばれる。引き渡す場所によりEx Factory(工場渡し)、Ex Mill(製鉄所渡し)、Ex Plantation…

公示相場制度とは

外国為替銀行が毎朝その日1日適用する対顧客外国為替相場を店頭に公示する制度のこと。外国為替市場では取引相場が刻一刻と変動するので、顧客取引に為替市場の相場を厳密に適用しようとすると、対顧客相場も刻々と変わることになる。こうした不便を避ける目…

行使価格とは

オプション取引で、オプションの購入者が権利行使する価格のこと。オプションを売買するときに約定される。たとえば市場価格が1ドル=120円のとき、行使価格115円のドル・コール(ドル買いのオプション)は権利行使により5円の利益を生むことになるが、行使価…