故障手形とは

輸出為替手形などで引き受けや支払いの拒絶、もしくは支払い遅延など故障の生じた手形のこと。手形の引き受けないし支払いの拒絶は、書類の不備など信用状条件の不一致が理由とされるのが一般的である。しかし実際は市場の悪化や輸入者の信用状態の悪化などによることもあり、対応は状況を把握した上で慎重に行う必要がある。具体的には拒絶証書の作成や関係荷物の保全、積戻し、転売などが必要になる。なお、買取済みの手形の買戻し請求はTTS(電信売相場)で行なわれる。