ため払いとは

居住者と非居住者の間の債権債務を非居住者の「ため」に居住者間で決済する方法。たとえば、居住者が非居住者に対して行った輸出の代金を、非居住者の日本支店(居住者)が本社に代わって支払うケースなど。非居住者の「ため」にする支払いであることから「ため払い」と呼ばれている。輸入代金を非居住者のために第三者である居住者に支払う場合もため払いになる。輸出入のほか、役務取引、資本取引などでもため払いは特殊決済方法であり、一定額以上は許可を要する取引になる。