2010-12-05から1日間の記事一覧

トレジュアリ・チェックとは

米国財務省が年金や税金還付など米国政府の支払いのために発行する指図式の証券のこと。銀行経由で財務省に呈示すると支払いが行なわれ信用度が高く、裏書譲渡も可能であるが、偽造や変造が発見された場合は支払い後6年間は呈示銀行に返還できることになって…

トレード・タームズ(定型貿易条件)とは

貿易取引契約で売り主と買い主で定型化された価格と共に使用される取引条件のこと。インコタームズがもっとも一般的である。貿易取引契約は、国際間の法律や慣習、その他環境要因を異にするため、売り主と買い主の義務、費用・危険負担の分岐点などについて…

取立統一規則とは

国際商業会議所(ICC)が制定した代金取立に関する国際規則のこと。手形、小切手、送り状などの代金取立を円滑に行うために国際商業会議所が制定した国際規則で、関係当事者の責任・義務のほか事務などの統一的基準が規定されている。当初1956年に制定された…

取立為替手形とは

海外近郷から取立のために送付されてくる手形のうち、海外の銀行が買い取ったもの、つまり買為替のことをいい、代金取立手形(Bills for Collection)とは区別されて用いられる。勘定に「取立外国為替」が使用される。

取立外国為替とは

一覧払輸入手形が外国の銀行で買い取られて取立のために送付されてきた場合に使用される勘定のこと。船積書類などが到着した時点で「取立外国為替」勘定がたてられて「外国他店預け」勘定に振り返られる。顧客が一覧払いで決済を行う場合は顧客勘定からの入…

取消可能信用状とは

一度発行された信用状のうち、発行銀行によって、いつでも変更や取消が可能な信用状のこと。取消可能信用状は発行された後でも、受益者に事前に通知することなく、いつでも変更や取消が可能である。一方取消不能信用状は発行銀行、確認銀行、受益者など信用…

トランパー(不定期船)とは

航路、寄港地、発着日時、投入船舶および隻数が一定している海上運送を定期船輸送といい、運航期日や航路が一定ではなく、荷主が必要とする時期および航路に船腹を提供する海上運送を不定期船運送という。不定期船のことはライナー(Liner)と呼び、不定期船…

トラベラーズ・チェックとは

海外旅行の費用などの携行に現金を代えて安全、便利に工夫された小切手のこと。海外旅行で多額に現金を携行する危険を避けるために利用する小切手であり、購入時に行ったサインと同じサインを行うことで本人確認がなされ、現金化したり、そのまま支払いに当…

ドメスティック・エルシーとは

輸出契約に基づいて海外からきた信用状を国内の第三者に譲渡するために、輸出者が銀行にその信用状を提出して、それと見返りに発行される信用状のこと。通常の信用状は、譲渡可能信用状ではない限り第三者に譲渡することはできない。輸出者がなんらかの理由…

特殊決済方法とは

輸出入取引や役務取引、仲介貿易などで、貸借記、相殺、ため払い、2年以上の期間を経過して最終決済が行なわれるなどの場合のこと。通産大臣の承認を必要。通常決済(Ordinaly Payment)に対する用語である。 たとえば輸出取引の特殊決済方法の概要は下記の…

東南アジア諸国連合(ASEAN)とは

1967年8月にインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの東南アジア5ヶ国によって経済協力を中心に相互援助促進を目的として結成された地域協力機構のこと。1984年にブルネイ、1995年ベトナム、1997年ミャンマーとラオス、1999年にカンボジ…

当初証拠金とは

金融先物取引を開始する時点で先物取引所に積み立てなければならない証拠金。イニシャル・マージンともいう。先物取引は約定時点で決済を行わない代わりに信用保証として、証拠金の差し入れが義務づけられている。証拠金のうち、取引開始時点で差し入れなけ…

東西貿易とは

旧ソ連・東欧の東側諸国と、アメリカ・西欧の西側諸国との間の貿易のこと。一般にOECD諸国とコメコン諸国との貿易を指す。第二次大戦後、旧ソ連をはじめとする社会主義国と、アメリカの結んだ資本主義国の2つの体制が生まれたが、ソ連・東欧は東側諸国、アメ…

東京ラウンドとは

第7回目のGATTラウンド交渉、1973年9月の「東京宣言」に基づいて1979年7月にかけて開催された。関税引き上げ、非関税障壁の軽減・撤廃などの交渉。工業品の関税引き下げ率33%、その貿易額1550億ドル程度であった。 東京ラウンド開催の背景には1971年のニクソ…

東京ドル・コール市場とは

日本所在の外国為替銀行が外貨資金の運用や調達のために利用する無担保の外貨の貸借市場のこと。日本の為替銀行の外貨資金取引が増加するのに対応して、1972年にユーロ市場を規範に東京に設立された外貨資金市場である。外貨を調達したり運用したりするとき…

東京外国為替市場とは

日本の為替銀行が顧客取引のカバーやポジション操作のために最も多く利用している為替市場で、市場規模はロンドン、ニューヨークに次いで世界第3位の市場であるが、取引はドル円のみを中心とする。従来外国為替公認銀行が廃止されたのに伴って、参加のための…

東京オフショア市場とは

1986年12月に東京に設立されたオフショア市場のこと。内外分離型で、略称はJOM(じょむ)。非居住者からの調達と非居住者への運用を原則とする市場がオフショア市場だが、金融国際化の流れのなかで、日本に創設されたのが東京オフショア市場である。 東京オ…