当初証拠金とは

金融先物取引を開始する時点で先物取引所に積み立てなければならない証拠金。イニシャル・マージンともいう。先物取引は約定時点で決済を行わない代わりに信用保証として、証拠金の差し入れが義務づけられている。証拠金のうち、取引開始時点で差し入れなければならないのが当初証拠金である。以後、値洗いによって当初証拠金が目減りした場合は、証拠金の積み増しを行う必要があり、これを変動証拠金と呼んでいる。
東京金融先物取引所では顧客(非会員)が会員に差し入れる委託証拠金、一般会員が清算会員に差し入れる一般会員証拠金、さらに清算会員が取引所に差し入れる取引証拠金の3種類に分けて規定している。