2010-11-12から1日間の記事一覧

金利・通貨スワップとは

同一通貨建ての変動金利と固定金利の交換を金利スワップ、異なる通貨建ての元利の交換を通貨スワップと呼ぶ。金利通貨スワップとは異なる通貨建ての元本と、それに係わる変動金利と工程金利の交換ことである。金利スワップの場合、利息部分の交換は変動金利…

金利先物取引とは

先物取引所が決めた将来の特定の日に債券、預金などの利息を生む特定の金融商品をあらかじめ取り決めた価格で一定数量を販売することを薬草くした双務契約のこと。金融先物取引は、金利リスク、価格変動リスク回避のためのヘッジ取引、リスク・ヘッジの相手…

金利裁定取引とは

2国間の短期金利の差を利用し、利ざやを稼ぐ目的で行なわれる国際間の短期の資金移動や為替取引のこと。円ドルの直物相場が1ドル=130円、6ヶ月の米ドル金利が4%とした場合、仮に6ヶ月先物の円ドル相場が直物と同じく1ドル=130円だとしたら、全ての投資家は、…

銀行保証状とは

銀行が債務者が債務を履行しない場合に、これに変わって発生した損害債務責任を負うこと、また債務不履行による損害賠償を保証することを確約した書類のこと。スタンドバイ・クレジットや、国際入札における入札保障、契約履行保障などは、債務不履行による…

居住者とは

「外国為替及び外国貿易法」(外為法)の第6条にもとづいて、本邦内に住居ないし居住を有する自然人および本邦内に主たる事務所を有する法人のこと。居住者および居住者以外の非居住者の区分によって外為法の適用の仕方が事なる。

共同海損とは

保険の目的が共同の危険にさらされたとき、その危険を免れ、もしくは軽減するために、船長が故意に船舶や積荷の一部を投荷その他の処分をすることにより生じた損害や費用のこと。その損害は、危険を免れた船主や荷主などの利害関係者により各自の保存価格(…

協調介入とは

日・米・欧の主要先進国の中央銀行が為替相場の安定を目的として、事前の打ち合わせのうえで、外国為替市場に協調して介入し、外国為替の売買を行うこと。変動相場制のもとで、投機的な動きなどによって為替相場が急速に一方向に動いたとき、当事国はその中…

協会貨物約款とは

ロンドン保険協会(Institute of London Underwriters)が成約した英文貨物海上保険の約款の総称。イギリスだけでなく、日本をはじめ英文保険証券を使用する各国で採用されている。貨物保険は、貨物が運送中の偶発的事故によって滅失ないし損害したとき、荷…

求償貿易とは

2国間の各商品の純粋な物々交換、つまりバーター取引のことをさすが、この種の取引は、個別契約の範囲で実行するには限りがあるため(双方の当事者が要求する商品と数量がガチする場合が少ないため)、輸出入を行う企業間ないし国家間で、その輸出総額と輸入…

キャッシュ・ポジションとは

円を対価として取引が行なわれ、その取引の結果としての資金移動が、既に本支店ないし外国他店勘定に計上されていること。例として、輸出手形の買取を行う場合、買い取った時点では外貨買入外国為替勘定に計上され、直物為替持高の買持となるが、海外に買取…

逆Jカーブ効果とは

ある国の通貨が上昇しても、経常黒字がすぐには減らず、むしろ一時的には増加する現象のこと。例として円高が進んだ場合、本来輸出品のドル建て価格が上昇するため、価格競争力が落ち、輸出は減少し、日本の経常黒字は現象することになる。しかし、既に契約…

逆為替とは

債権者が債務者に対して取立てを行う決済方法のこと。逆為替は貿易決済の典型的な方法であり、債権者が債務者宛の手形を振り出すことで為替銀行に手形の買取や取立を依頼し、為替銀行はその手形によって債務者から代金の取立を行う。このように為替の流れと…

基礎収支とは

国際収支の内訳で、経常収支と長期資本収支の合計のこと。経済発展の初期の発展途上国では、長期資本の流入が経済成長を支える大きな要素となるため、このような国において基礎収支の持つ意味は大きい。一般的には、国の長期的な国際決済能力を判断する基準…

期限付輸出手形買相場とは

ユーザンス期間中の金利を輸出者が負担する場合の期限付輸出手形の買取相場のこと。つまり買取日から手形の期限までの期間の銀行立替金利相当分を為替相場に換算したもの。外国為替相場は一覧後30,60,90,120日払いの相場を公表している。確定日払い、日付後…

期限付手形とは

貿易取引では、一般的に決済手段として為替手形が用いられるが、その為替手形が一覧払いではなく支払猶予期間がついたものをさす。期限付手形には引き受け後60日払いといった一覧後定期払い、船積み後60日払いといった日付後定期払い、一定の日を期日とする…