2010-12-03から1日間の記事一覧

積戻しとは

外国から貨物が陸揚げされた後、この外国貨物を輸入手続きしない状態で、一時的に保税地域または税関の許可を受けた場所で保管して、保税のまま再度外国へ積出しをすること。関税法上の積戻しにはふたつの条件が必要である。ひとつは輸入手続きをしていない…

通知払いとは

送金の支払い指図を受け取った銀行が、すぐに送金受取人に対して通知を行った上で支払いを実行する方法。被仕向送金のときに、支払い指図を受領した銀行がすぐに送金受取人に送金内容を通知した上で送金の支払いを実行する方法で、通知をしないで受取人の請…

通知銀行とは

信用状発行銀行の依頼に基づき受益者に信用状の通知を行う銀行のこと。信用状発行銀行は通常、受益者の所在地や近隣の本支店あるいはコルレス銀行を通知銀行として選択する。通知銀行はその信用状が正規に発行されたものであるか相応の注意をはらう必要があ…

通常決済方法とは

外為法による特殊決済方法に該当しない決済方法のこと。輸出入、貿易外、資本取引の決済方法のうち、輸出入申告前2年超の前払い、相殺による決済、ため払いなどは外為法第17上などによって特殊決済方法として、主務大臣の許可が必要である。特殊決済方法によ…

通関用送り状とは

商業送り状とは別の関税法上の送り状。輸出申告、輸入申告のときに税関に提出する必要がある。外国貿易統計の資料、関税額算定の基礎として利用される。日本では、輸出者は船積みのとき、税関に輸出申告(Export Declaration)を行い、税関から輸出許可(Exp…

通関ベースとは

ひとつの国の貿易額を捉えるとき、税関を通過した貨物の流れを基準に集計したものを通関ベース貿易額といい、日本では大蔵省関税局が作成する外国貿易統計に表示される。外国貿易統計は、税関に提出された輸出入申告書、船舶の入出港届けなどに基づき作成さ…

通関手続きとは

輸出入貨物の通関で、税関に輸出入申告をして、輸出入許可をとるための手続きを行うこと。許可を得てから、貨物の船積みや引取りが可能となる。輸出通関手続きでは、まず貨物を保税地域に搬入し、輸出申告を行うが、輸出許可証、承認証などは前もって準備し…

通関業者とは

港湾で輸出入貨物を取り扱う業者の中で、荷主の委託を受けて、税関に対して貨物の通関業務を代行するものをいう。その場合、通関士試験に合格したものを置いておかなければならない。通関業者は、言葉どおりにとれば輸出入の通関業務だけを行う訳だが、日本…

通関とは

税関の輸出入管理をいい、輸出通関と輸入通関がある。関税法などに基づいた一般関税行政のほか、外国為替および外国貿易為替法、輸出入を規制するその他法律などによる輸出入管理業務を行う。輸出通関の場合、貨物が保税地域に搬入されて、輸出申告が行なわ…