通関手続きとは

輸出入貨物の通関で、税関に輸出入申告をして、輸出入許可をとるための手続きを行うこと。許可を得てから、貨物の船積みや引取りが可能となる。輸出通関手続きでは、まず貨物を保税地域に搬入し、輸出申告を行うが、輸出許可証、承認証などは前もって準備し、通関に必要な仕入書(インボイス)、包装明細書、輸出申告書、輸出報告書などを揃える。税関の輸出審査や検査を経て輸出許可証が交付される。この許可をもって貨物の船積みを行う。
輸入通関手続きは、船卸しされた貨物を保税地域へ搬入し、輸入申告を行う。その際に輸入(納税)申告書、仕入書、包装明細書、納付書、輸入承認証などを税関に提出し、輸出審査や検査を受けてから、輸入税や内国消費税を納付し、輸入許可書を得た後で、蔵置中の保税地域から貨物を引き取る。