被仕向送金とは

海外の仕向銀行から仕向けられる送金取引のことで、送金を実施した側からみると仕向送金、送金を受けた側からみると被仕向送金になる。すなわち仕向送金と被仕向送金は表裏の関係であり、種類や仕組み、手続きなどは仕向送金の裏返しにすぎない。
仕向送金のポイント。1.支払指図の方法により、小切手、郵便付替、電信送金に分けられる。2.支払委託をうけた支払銀行は、受取人宛に送金の到着案内を迅速かつ正確に行うことが要求される。3.受取人への支払い時には本人確認のためパスポート、免許証などの確認資料を求める場合がある。4.非仕向銀行は外為法上の適法性を確認の上で、貿易外受取報告書などの要否を確認する。5.適用される為替相場は当日の電信買相場(TTB)である。6.勘定処理は仕向銀行との間の支払資金の受取り時点よって異なるが、一般的には外貨もしくは邦貨未払外国為替勘定で処理される。