ショート・シップメント(船積不足)とは

実際の船積数量が契約規定の数量と比較して不足していること。ショート・デリバリー(Short Delivery)ともいう。ショート・シップメントには売り手の不注意の場合や運送会社のミスによる場合がある。運送会社のミスの場合、取引契約の条件に基づき、船積不足分を売り手か買い手のどちらが負担するかが決定されることが多い。この船積みした数量の不足分は、鑑定人や検量業者によって証明される。売り手の不注意の場合、売り手が責任を負わなければならない。また、船積貨物のスペースの予約不足によって、実際の積荷がショート・シップメントとなる場合、船会社には責任がなく、売り手が責任を負わなければならない。天候、洪水、火災、地震ストライキ、暴力、内乱、戦争などの不可抗力に基づいて発生したショート・シップメントについては、一般的にいって売り手が責任を負う必要はない。