ジャパン・プレミアムとは

ユーロ・ダラー市場などで資金を取り入れるに際に、邦銀が支払うべき欧米銀行との金利差のこと。ユーロ・ダラー市場やIBF市場で邦銀は欧米銀行と比較して高い金利を支払わなければ資金を取り入れられないケースがある。資金の出し手が取り手の与信リスクに神経質になったため、捕手の信用価格が取入金利に反映されるようになったからである。
ジャパン・プレミアムの発生は、1.国際決済銀行(BIS)の自己資本比率規制の導入によって、主要銀行が市場での資金放出を控え、市場の流動性が縮小していること、2.邦銀の市場からの資金取入量が大きいこと、3.邦銀にはバブル崩壊によって多くの不良債権を抱えていることなの理由が影響しているとされている。