バイ・バックとは

供給したものに直接由来する、あるいはそれを用いて生産される商品を供給者が購入する取引をバイバックと呼び、「買い戻し」と訳される。この取引形態では、輸出者は自己の輸出した技術、プラント危機に直接由来する製品や、それらを用いて生産された製品を購入する契約を行い、輸出商品の代金の全額または一部はその輸入代金で充当されることになる。
そのため、この取引では、1.プラントや技術などの供与であるため金額が大きい、2.契約期間が長い、3.見返商品の引取りは継続的に行われる(1回で終わらない)、4.輸出入のタイムラグが大きい、5.輸入額は輸出額と同額か、それ以上になる場合もある。6.輸出国側で借款供与の措置が必要になる、などの点が特徴として挙げられる。
この取引では、単純な生産機材の輸出から高度な技術移転を伴うものなmであり、後者の場合を産業協力方式と呼ぶこともある。