中継貿易とは

輸出地から輸入地へ貨物は直送されずに、いったん第三国のへ輸入手続きが行なわれ、その貨物を原型のまま、もしくは多少の加工を施したり、修繕したりして、最終の輸入地まで再輸出されること。仲介貿易と相違するところは、中継貿易では第三国で貨物がいったん輸入されることである。輸入手続きがとられずにそのまま第三国を通過されると、仲介貿易ということになる。
日本の貿易管理制度の「加工貿易」では、たとえば小麦などの非自由化品目を外国から輸入し、それを二次製品に加工して輸出する場合であり、これは「中継加工貿易」と呼ばれる。