DACとは

Development Assistance Committee(開発援助委員会)の略称。OECDの下部組織で、1960年にアメリカの提唱で設立された開発援助グループ(Development Assistance Group=DAG)がその前進であり、1961年9月に行なわれたOEECのOECDへの改組に伴ってDACと改められた。DACはそれ自体が経済協力を行うものではなく、その点が世銀グループとは異なる。主な活動は、発展途上国に対する加盟国の経済協力に関する情報の交換、政策の調整、国別の援助実績の年次調査、援助の量や条件に関する勧告などで、経済製作委員会、貿易委員会と並びOECDの3大委員会のひとつである。