代理店(エージェント)とは

本人に代わってその商行為を代行する者のこと。通常代理契約に基づいた営業を本人の代理として遂行し、その報酬として本人から手数料を受け取る。輸出の場合の代理店は、特定市場での商品販売の代理行為を本人から委任され、その販売実績に応じて手数料が支払われることになる販売代理店である。一般的な代理店は現地市場の買い手の支払いを保証しないが、その支払を保証する旨の支払い保証契約を締結する支払い保証代理店も存在する。その場合には通常の手数料に加えて、支払い保証手数料の取り決めが行なわれる。さらに特定市場での本人の商品を特選的に販売することを締結した一手販売代理店契約による総代理店の形態もある。
なお代理店としばしば混同されるものに特約店がある。一般の代理店は、自己の費用と責任で商品販売せず、契約上は本人の立場にはならないが、特約店の場合は自己の費用と責任で商品を販売し、契約上は本人の立場になるところが両者の大きな相違点である。