スムージング・オペレーションとは

中央銀行の為替市場への市場介入操作のうち、為替相場が短期間で大幅に乱高下するような動きを抑える目的で行うものである。各中央銀行は原則として為替相場の安定を政策目標としているので、為替市場が大きく変動する場合は為替市場に参入して為替介入をすることにより動きを抑制する手段をとる。市場介入の目的には一定の相場水準を想定し、相場がその水準の上限もしくは下限に近づいた時点で、その水準を維持する目的で行なわれるものと、相場が短期間に大幅に乱高下した場合に、単にその動きを抑制しようとするものがある。スムージング・オペレーションは後者のことを指す。
中郷銀行の市場介入でも為替相場を一定の水準に維持することは困難だが、スムージング・オペレーションは効果があることが多い。