直物為替取引とは

為替市場で取引日の2営業日先(もしくは2営業日以内)に受渡決済が行なわれる為替取引のこと。現在の為替市場の直物為替取引は東京市場、ロンドン、ニューヨークなど世界の主要市場とも取引日の2営業日後に受渡決済を行う為替取引が中心であるが、当日や翌日決済の取引も含まれる。一般にスポットと呼ばれる直物取引は2営業日後決済の取引のことであり、円高や円安など為替相場の基準となる指標である。また、このスポットの相場水準は先物為替市場を算出するときの基準となる相場でもある。対顧客取引の場合、直物為替は一般的には当日取引であり、適用相場も当日の店頭公示相場になる。