直物為替持高とは

外国為替の売買取引が完了し、外貨の貸借対照表上に計上された外貨資産と外貨負債の差額を示すポジションのこと。アクチュアル・ポジション(Actural Position)ともいう。直物持高が買持のときは円投入・外貨運用の状態にあり、逆に売持のときは外貨の円転換運用の時期にあるといえる。
外国為替の売買取引の期日が未到来で取引が完了してない売買差額は先物為替持高(フォワード・ポジション)として計上される。また直物持高と先物持高を合わせたものが総合持高である。現在の日本の銀行に対する為替持高規制は総合持高規制のみである。