ディスカウントとは

対象通貨の先物相場が直物相場より安い状態、つまり先安の状態のこと。外国為替市場の先物取引は一般的に直物相場と先物相場の差、つまり直先の開き(スワップ幅)を基準にして行なわれる。直物相場と先物相場で先物相場の方が安い場合をディスカウント、逆に先物相場の方が高い場合をプレミアムと呼んでいる。
一般的には、金利と為替の間に裁定が働く場合、金利の高い通貨の先物はディスカウントになり、逆に金利の安い通貨の先物はプレミアムとなる。なお、ディスカウントの幅を年率で表したものがスワップ・コストであり、ふたつの通貨の金利差にほぼ等しくなる。