2010-11-09から1日間の記事一覧

円安とは

円が売られて円の為替相場が下落すること。対ドルで1ドルが120円から125円になったり、対マルクで1マルクが90円から95円になる場合である。円安が進む要因は様々で、経済成長など経済の基礎的条件の悪化や、国際収支の赤字などで外貨の需要が強まる場合や、…

円転・円投とは

ドルなどの外貨を売って、円貨としてs使用する取引が円転(円転換)、反対に円を対価にドルなどの外貨を買って外貨で使用する取引が円投(円投入)である。円転規制が撤廃になって、現在は円転も円投も規制がない。

円高とは

円が買われて円の為替相場が上昇すること。対ドルで1ドルが120円から115円になったり、対マルクで1マルクが90円から85円になる場合である。円高あが進む要因は様々で、経済成長など経済の基礎的条件の改善や、国際収支の黒字などで外貨の供給が強まる場合や…

エルジー・ネゴとは

買取のために提示された輸出書類に信用状条件との不一致がある場合、その不一致が軽微で買取依頼人に信用がある場合に買取依頼人からの補償状により買取に応ずること。輸出船積書類の信用状条件との不一致は、書類の訂正により条件に合致させるのが原則だが…

MMCとは

大口定期預金の金利を基準とし、その一定比率で市場金利を反映させる定期預金のこと。全ての金融機関が同一の金利を適用している。規制金利定期預金と完全自動化されている大口定期預金の中間商品で、1992年6月から最低預入額の規制が撤廃された。従来は1000…

FOBとは

トレード・タームズのひとつである「本船渡し」(Free on Board, named port of shipment)のこと。積地条件で、売り主が貨物を本船に積み込むまでの義務があり、CIF条件と並んで伝統的な定形貿易のひとつである。インコタームズの規定によれば、FOB条件は買…

FASとは

トレード・タームズのひとつである「船渡し」(Free Alongside Ship, named port of shipment)のこと。積地上権で、埠頭上もしくは艀によって本船の船側に置かれたときに、売り主の引渡し義務を履行したことになる。このような状態に貨物が置かれた以降にお…

FRBとは

米国中央銀行である連邦準備制度(Federal Reserve System)の最高意思決定機関で米国連邦準備制度理事会と呼ばれる。主な任務には連邦公開市場委員会(FOMC)の委員として公開市場操作の基本方針の決定、公定歩合変更の承認、預金準備率の設定などがある。…

FRN(Floating Rate Note)とは

期日までクーポンが確定している固定利付債に対して、一定期間ごとに基準金利の変動にもとづいてクーポンが変動する中長期債券。クーポンの条件はたとえばLIBOR6ヶ月に4分の1%上乗せした金利などと決められる。中長期の固定金利資金は短期資金に比して調達…

SDR(Special Drawing Right)とは

金やドルなどによる国際流動性の不足を保管することを目的に1970年にIMF(国際通貨基金)により創出され、加盟国に分配された準備資産のこと。特別引出権とも呼ばれる。一般資金とは区別されるが、公的準備資金として算入でき、国際収支が赤字になったさいに…

エクスパイアリー・デートとは

信用状の有効期限のこと。信用状の受益者(輸出者)は、この期限内に輸出手形と必要書類を買取銀行へ呈示しなければならない。

エクステンションとは

信用状の期限延長のことで、信用状の有効期限の延長と、船積期間の延長がある。信用状金額の増減などと同様に、信用状条件の変更として扱う。

ECU(European Currency Unit)とは

1979年欧州通貨制度(EMS)の発足と同時に創設された、EC参加各国の共通通貨としての単位のこと。ECUの価値はEC12ヶ国の通貨を経済力や貿易シェアなどから算出した各通貨の一定量(基準値)を含むバスケット方式で決定される。この各基準値を対円相場や対ド…

役務取引とは

技術援助、ニュースや情報の提供、保険、運輸などの労務ないし便益などを提供する取引のこと。現行の外為法では特定のものおよび特殊決済方法となるもの以外は原則自由となっている。

ATM(AT the Money)とは

行使価格が市場実勢と同じ価格のオプションをATMの状態にある、という。ATMのオプションは現時点で行使しても利益も損失も生じない。オプションの価値は本源的価値と時間的価値から成り立っているが、ATMのオプションは本源的価値はゼロである。ATMの状態に…

ALM(Asset Liability Management)とは

資産と負債を総合的に管理することで、運用と調達の間から生ずる金利リスクや流動性リスクを極小化して、限定されたリスクで収益の極大化をはかる資金管理の手法のこと。ALMは資金の運用機関と調達機関の差(ギャップ)が金利変動によりどのような影響を受け…