ブレトン・ウッズ協定(体制)とは

1944年世界44ヶ国の代表が集結し、アメリカのブレトン・ウッズで国際通貨金融会議が開催され、同年7月にIMF協定と世銀協定が承認された。この2つの協定をブレトン・ウッズ協定と呼ぶ。
ブレトン・ウッズ協定は金価格に裏付けされた米ドルを基軸通貨として、各国は自国通貨の為替平価、つまり金の一定量と同価値を持つ米ドルに対する交換比率を固定化することで、為替リスクを排除しようとする内容であり、第二次世界大戦後の国際通貨体制を確立することを目的としていた。この協定は翌年12月に発効して国際通貨基金IMF)と国際復興開発銀行(世銀:IBRD)が同時に設立された。
日本は1952年にIMFに加盟、1米ドル=360円だった基準外国為替相場を為替平価として登録している。この協定に基づいた国際通貨体制は、1971年のニクソンショックよって崩壊するまで、戦後の世界貿易に多大な貢献をし、固定相場の土台となった。